剖検率とは、入院中に死亡された患者数に対して病理解剖(剖検)された患者数の割合を言います。主な目的は死因や病気の成り立ち、病態を解明することにあり、担当医がご遺族に剖検の目的を説明し、承諾が得られると、病理医が剖検を行います。剖検率は全国的に年々減少しています。その理由として、画像診断などの検査の進歩により病状が正確にわかるようになったことが考えられます。しかし、剖検によって新たな事実が発見されることも少なくありません。剖検結果はその後の診療に役立つため、剖検率は医療の質を反映しているといえます。医師の卒後臨床研修制度においては、2年間の研修で剖検症例を経験し、臨床病理検討会(clinico-pathological conference;CPC)でプレゼンテーションを行うことが義務付けられています。
第1四半期 | 第2四半期 | 第3四半期 | 第4四半期 | 年間 | |
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2020年度 | 0.0% | 0.0% | 4.0% | 3.3% | 2.0% |
2019年度 | 5.4% | 2.1% | 5.4% | 1.5% | 3.5% |
2018年度 | 1.5% | 5.9% | 6.3% | 2.6% | 3.9% |
2017年度 | 3.4% | 5.9% | 4.2% | 3.2% | 4.1% |
2016年度 | 2.3% | 11.3% | 0.0% | 5.6% | 4.9% |