専門性を活かせる仕組み作りを

医師個人の専門領域の患者さんを集める仕組み作りを考え、チャレンジしようと思っています。
例えば、佐世保中央病院小児科には2人の先生にご勤務頂いておりますが、お一人は小児循環器の、もうひと方は小児神経領域のご専門です。東京など大都会ではいざ知らず、地方では個々の専門領域の小児患者数は少なく、得意とする領域、自信のある疾患の治療の機会が少ないことに少し淋しい思いをされているのではと拝察しています。
もちろん、お二人とも一般小児診療を日々忙しく精力的にこなされ、佐世保市の小児救急医療にも他病院と連携して活躍されています。私は一般領域の診療に注力することが大前提ではありますが、それに加えてご本人が得意とする分野の患者さんを集めることを病院がお手伝い出来たらいいなと思っています。発生頻度の少ない病気であればある程、その専門家に診ていただきたい母親は西九州全体では少なからずいらっしゃるのではないかと思うのです。そのニーズと専門医を結ぶ、すなわち点と点を結ぶ仕組み作りを現在模索し、行動に移しつつあります。うまく運びましたら、詳しくご報告いたします。