病気にさせないためのプロジェクト|社会医療法人財団白十字会病気にさせないためのプロジェクト|社会医療法人財団白十字会

入院(入所)中から退院(退所)後までリハビリの効果を落とさない取組み 自己チェックシートの活用について

 

噛む力が落ちるのを防ぎ、誤嚥性肺炎を予防する取組みです。食べられる口をつくるプロジェクト





入院(入所)中から退院(退所)後までリハビリの効果を落とさない取組み 自己チェックシートの活用について


ご退院(退所)おめでとうございます!夢にまで見たご自宅での生活に、安心されていらっしゃることでしょう。しかし、入院(入所)中、毎日のようにリハビリをしていた時に比べ、現在の生活はいかがでしょうか?自宅での安静な生活が続くと、せっかく入院(入所)中につけた筋肉が衰えたり、長時間お布団で寝たままになることで様々な不具合が発生します。

 

 

脳卒中リハビリ後の生活能力低下の例

 

 

 

自己チェックシート活用

 

自己チェックシートとは?
この自己チェックシート(R4:A3アセスメントシート)は、ご自身の心身の状態を把握し、日常生活やリハビリに対する意欲向上を図るためのチェックシートです。イラストを用いて、どなたでも簡単に利用いただけます。
入院中から心身の状態を知っておくことで、退院後の生活能力低下のサインをすばやく発見し、安静による生活能力低下を予防することができます。


R4:A3アセスメントシートとは?
R4:A3アセスメントシートは、世界保健機関(WHO)総会において採択されたICF(国際機能生活分類)という国際的な心身機能の分類方法を用いて全国老人保健施設協会が統計的に解析した日常生活活動度のことを言います。

 

 

自己チェックシート

 

 

自己チェックシートを有効に滑油するために

 

 

 

自己チェックシート相談窓口

施設名   電話番号 担当
介護老人保健施設 長寿苑 通所リハビリテーション 0956-32-3800 馬込
介護老人保健施設 サン(燦) 通所リハビリテーション 0956-33-7771 山口
特別養護老人ホーム 白寿荘 通所介護事業所 0956-28-6722 坂本
介護老人保健施設 さざ・煌きの里 通所リハビリテーション 0956-41-1122 武藤
ドリームケア矢峰   0956-42-8760 上村
ドリームケア広田   0956-27-5850 福田
ドリームケア大和   0956-27-8113 佐々野
総合相談窓口   相談専用電話番号
080-8580-3774

馬込・上村

 

 

 

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噛む力が落ちるのを防ぎ、誤嚥性肺炎を予防する取組みです。食べられる口をつくるプロジェクト


食べる事は健康の基本です。しかし、入院生活の中でお口のケアをおろそかにしてしまうと、重篤な病気にかかってしまう場合があります。このプロジェクトは、入院・入所中から在宅生活に至るまで、噛む力が落ちるのを防ぎ、誤嚥性肺炎等を予防する取組みです。

 

 

口腔ケアを怠った場合の問題点

 

この問題を克服するために

 

 

 

食べられる口をつくるプロジェクト

 

【主な取組み】
①8つの歯科医院との協力体制を構築しました。
②法人内各病院施設に歯科衛生士の勤務(又は介入)体制を構築し専門的口腔ケアの施行を開始しました。
③法人内の全ての病院施設において、共通のアセスメントシートを使用し急性期から回復期・維持期、在宅に至るまで、継続的に口腔内の状態を確認する事ができる仕組みを構築しました。

 

専門的口腔ケアとは?
歯科衛生士による「ブラッシング,舌清掃,義歯清掃,口腔衛生指導,口腔周囲筋の運動」の手技を指します。

 

 

 

食べられる口をつくるプロジェクト 改善例

 

くも膜下出血後の男性患者さんの例です。入院時は口から食事をとる事ができず、経鼻経管栄養の状態でした。

 

お口の状態

 

 

 

アセスメント方法について

 

「食べられる口をつくるプロジェクト」では、急性期から在宅まで継続的な口腔環境の維持のために、2014年4月より3病院5施設において「口腔アセスメントシートを使用しています。

このシートはROAGに準じて評価項目が構成されており、各施設の歯科衛生士及び看護職、介護職が定期的に評価を行います。また、この情報は急性期から在宅まで、口腔内環境の改善の記録として引き継がれていきます。

 

ROAG(Revised Oral Assessment Guide)とは?
看護領域で世界的に使用されている口腔評価の基準であるOAG(Oral Assessment Guide)に改訂を加えたものです。口腔内の状態および嚥下機能などを点数化し、改善の推移を追う事ができます。

 

 

 

 

 

 

口腔アセスメントシート

 

 

 

本アセスメントで入院入所中に、「継続的な口腔ケアが必要」と判断された、患者・利用者さんが退院退所後に、在宅に帰られても継続的な口腔内環境のチェックができるように現在仕組みを整えています。

 

 

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