特定の看護・介護分野において、熟練した技術と専門知識を有し、水準の高い看護・介護実践できる職員を法人が認定する制度があります。1年間教育を受けたのち承認され各分野の法人内認定者が誕生する制度です。当院には、皮膚ケアナース、NSTナース、脳卒中リハビリテーション看護、ケア技術指導者、認知症ケア指導者がいます。また回復期リハビリテーション病棟協会認定の回復期リハビリテーション認定看護師、2022年度日本看護協会認定感染管理者が誕生して、病棟スタッフの実践指導や教育を積極的に行い、看護・介護の質向上のために活躍しています。
毎年、看護・介護研究発表会を行っています。研究内容については、兵庫県立大学応用情報科学研究科石垣教授から指導していただいており、学会発表実績もあります。
対象となる患者さんは、入院時からの症状の観察、アセスメントを行い症状を安定を図るために、認知症ケアサポートチーム(DST)委員メンバー、ユマニチュードインストラクター、法人内認知症ケア指導者が病棟ラウンドを行い、ケアの対応をサポートしています。
※DST(Dementia Care Support Team)は多職種で構成され、入院された認知患者さんが安心して入院生活を送れるよう、認知症ケアの推進を図っています。
2007年院内デイケアから取り組みを開始しました。院内デイケアスタッフを病棟に配置し、レクレーションなどを行い楽しく過ごすことができるよう、色々なプログラムを作っています。参加されている患者さんの最高の笑顔が印象的です。また、認知症ケアの技法としてユマニチュードを取り入れ、患者さんに寄り添ったケアを行っています。
ケア技術は法人の取り組みとして平成20年に発足しました。現在、患者さんやご家族が楽に介護ができるように、看護部が中心となって福祉用具の普及活動や介護指導を行っています。介護指導を受けられたご家族の「あら!こんなに楽に介護ができるんですね」のひとことが、退院後の患者さんの生活への第一歩となっています。また、退院後に介護時の動作確認をしたり、介助方法をリマインドしていただくために、ご家族のスマートフォンに動画を入れる取り組みも行っています。ケア技術を活用することで、スタッフ自身の腰痛予防・腰痛軽減にもつながっています。
病院の雰囲気やスタッフの日常的な取り組みを紹介しています。