白十字会リハビリテーション部全体として作成した上記ミッションを掲げながら、回復期から維持期までのリハビリテーションを担って活動しています。
(2023.4.1付)
理学療法とは病気、けが、高齢、障害などによって運動機能が低下した状態にある人々に対し、運動機能の維持・改善を目的に運動、温熱、電気、水、光線などの物理的手段を用いて行われる治療法です。
「理学療法士及び作業療法士法」第2条には「身体に障害のある者に対し、主としてその基本的動作能力の回復を図るため、治療体操その他の運動を行なわせ、及び電気刺激、マッサージ、温熱その他の物理的手段を加えることをいう」と定義されています。
作業療法の「作業」とは、食事や入浴、遊び、買い物、料理などの人の日常生活に関わるすべての活動を指します。この「作業」が身体的・精神的な要因で難しくなった時にそれを回復するための指導や援助を行うのが作業療法です。
当院では、社会復帰に順応する能力を取り戻すためのリハビリを行います。24時間365日繰り返し行う一連動作を“洗面・食事・排泄・入浴・買い物・調理”といった具体的な場面に合わせて行っていきます。また、運動麻痺等に対しても、様々な治療技術を用いて最大限の能力を引き出せるように支援しています。
高次脳機能障害への評価・訓練、福祉用具・自助具の提供、家事動作訓練、症例検討会、上肢機能訓練(促通反復療法、IVES、WILMO、装具療法)等
「聴く・話す・読む・書く」など、人とのコミュニケーションを取る上で必要な能力に問題を抱えた方に対し、「ことば」以外にもたくさんある様々な方法を用いて、コミュニケーション能力の向上に向けた治療・訓練・アドバイスを行っています。
また“食べる”ことに問題を抱えた方に対する治療・訓練等も行っています。
神経心理検査も知能・記憶・言語など十数種類の標準化されたバッテリーを揃えて、高次脳機能障害の評価に役立てています。
摂食・嚥下リハビリ回診、摂食・嚥下カンファレンス、食支援サポーター育成、症例検討会、VF・VE検査、NMES(神経筋電気刺激療法)、TESS(干渉波刺激療法)等
当院では地域連携リハビリマネジャーとして理学療法士1名が従事しています。主な仕事内容は、連携先の急性期病院と当院に転院される予定の患者さんの情報をお尋ねし、患者さんが安心して当院に転院していただける環境づくりです。
また、定期的に紹介元の病院へ成果報告の動画を作成し、ご紹介いただいた患者さんの元気になられたお姿を、報告しています。毎回、大変喜んでいただいております。