コンセンサススライドカンファレンス
各症例の回答はこちらのシート(Excelファイル)をダウンロードし入力後
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Case 1

西田 雅美(星ヶ丘厚生年金病院)

年齢・性別 60歳・男性
材料・採取 自然尿・遠心法(すり合わせ)スプレー固定、乾燥 
臨床所見 肉眼的血尿のため他院を受診。USにて膀胱癌が疑われたため、約2週間後当院紹介受診。
回答1
(細胞判定4段階)
Benign, Indeterminate, Suspicious, Malignant
回答2
(推定組織型)
1)尿細管上皮細胞集塊
2)尿路結石
3)低異型度尿路上皮癌
4)浸潤性尿路上皮癌(微小乳頭型)
5)前立腺癌













Case 2

島田 啓司(奈良県立医科大学)

年齢・性別 60歳・女性
材料・採取 自然尿・LBC(シュアパス) 
膀胱洗浄液・LBC(シュアパス)
臨床所見 突然の(無症候性)肉眼的血尿で、即日泌尿器科受診。膀胱鏡:膀胱側壁部に腫瘤(単発)を認める 。
回答1
(細胞判定4段階)
Benign, Indeterminate, Suspicious, Malignant
回答2
(推定組織型)
1)上皮過形成
2)低異型度尿路上皮癌
3)高異型度尿路上皮癌
4)扁平上皮への分化を伴う高異型度尿路上皮癌
5)転移性癌












Case 3

奥山 大(北海道がんセンター)

年齢・性別 70歳・女性
材料・採取 膀胱カテーテル尿・従来法(引きガラス)
膀胱カテーテル尿・LBC(シュアパス)
臨床所見 13年前に尿道憩室で切除手術をうける。最近、排尿困難と尿道痛が出現 。
回答1
(細胞判定4段階)
Benign, Indeterminate, Suspicious, Malignant
回答2
(推定組織型)
1)腺癌
2)低異型度尿路上皮癌
3)高異型度尿路上皮癌
4)炎症性尿道上皮異型
5)反応性尿路上皮異型












Case 4

コ田 雄治(佐賀大学医学部)

年齢・性別 48歳・男性
材料・採取 採取:自然尿・遠心法
右腎盂腫瘤内容物吸引・遠心法(すり合わせ)

臨床所見 右側腹部痛。尿に血塊が混じる。


回答1
(細胞判定4段階)
Benign, Indeterminate, Suspicious, Malignant
回答2
(推定組織型)
1)腎膿瘍
2)高異型度尿路上皮癌
3)扁平上皮分化を示す高異型度尿路上皮癌
4)扁平上皮癌
5)腎細胞癌












Case 5

平田 哲士(千葉県がんセンター)

年齢・性別 60歳・女性
材料・採取 膀胱尿・フィルター法
臨床所見 他院にて、尿一般検査:異型細胞(+),尿細胞診:classVb,膀胱鏡:乳頭状腫瘍,膀胱生検:UC,G1,pTa。追加治療目的で当院受診。画像:上部尿路異常なし,尿一般検査:異型細胞(+),膀胱鏡:乳頭状腫瘍。細胞診、TUR-Bt施行された。
回答1
(細胞判定4段階)
Benign, Indeterminate, Suspicious, Malignant
回答2
(推定組織型)
1)膀胱炎
2)低異型度尿路上皮癌
3)異形成
4)高異型度尿路上皮癌(上皮内癌)
5)高異型度尿路上皮癌(浸潤癌)












Case 6

佐藤 正和(国立病院機構岡山医療センター)

年齢・性別 25歳・男性
材料・採取 採取:中間尿・フィルター法
臨床所見 慢性腎不全の患者で肉眼的血尿を認めた。膀胱鏡で粘膜浮腫を伴ったポリープ様腫瘍を認める。




回答1
(細胞判定4段階)
Benign, Indeterminate, Suspicious, Malignant
回答2
(推定組織型)
1)慢性膀胱炎(腺性膀胱炎)
2)尿細管上皮細胞
3)低異型度尿路上皮癌
4)高異型度尿路上皮癌
5)腺癌












Case 7

川崎 辰彦(佐世保共済病院)

年齢・性別 89歳・女性
材料・採取 自然尿・直接法(引きガラス)

臨床所見 顕微鏡的血尿。



回答1
(細胞判定4段階)
Benign, Indeterminate, Suspicious, Malignant
回答2
(推定組織型)
1)正常尿路上皮細胞
2)反応性尿路上皮細胞
3)異形成
4)低異型度尿路上皮癌
5)高異型度尿路上皮癌











Case 8

夏目 園子(名古屋掖済会病院)

年齢・性別 76歳・男性
材料・採取 自然尿・フィルター法(サイトプレップ)
臨床所見 1年前BTにて生検、UC,G1と診断。follow-up中、毎月1回の自然尿細胞診施行されclassT〜U。16ヶ月後の自然尿細胞診。
回答1
(細胞判定4段階)
Benign, Indeterminate, Suspicious, Malignant
回答2
(推定組織型)
1)正常尿路上皮
2)反応性尿路上皮
3)低異型度尿路上皮癌
4)高異型度尿路上皮癌
5)腎細胞癌










Case 9

山田 博(健和会大手町病院)

年齢・性別 89歳・女性
材料・採取 自然尿・2回遠心法(サコマノ液)
臨床所見 血尿。
回答1
(細胞判定4段階)
Benign, Indeterminate, Suspicious, Malignant
回答2
(推定組織型)
1)尿細管上皮細胞
2)反応性尿路上皮細胞
3)異形成
4)低異型度尿路上皮癌
5)高異型度尿路上皮癌












Case 10

中澤 久美子(山梨大学医学部附属病院)

年齢・性別 66歳・男性
材料・採取 自然尿・2回遠心法(ウリキープ)
臨床所見 右腎盂腫瘍疑い。
回答1
(細胞判定4段階)
Benign, Indeterminate, Suspicious, Malignant
回答2
(推定組織型)
1)高異型度尿路上皮癌
2)腺上皮への分化を示す尿路上皮癌
3)腺癌
4)嫌色素性腎細胞癌
5)集合管癌










Case 11

小椋 聖子(済生会野江病院)

年齢・性別 66歳・男性
材料・採取 自然尿・サイトスピン法(遠心後サイトスピン)
自然尿・2回遠心法
臨床所見 排尿困難を主訴に来院。熱中症による脱水が原因と考えられ、点滴施行により症状は改善。膀胱エコーにて壁の肥厚が認められ尿細胞診。
回答1
(細胞判定4段階)
Benign, Indeterminate, Suspicious, Malignant
回答2
(推定組織型)
1)尿路上皮内癌
2)尿路上皮内癌+乳頭状尿路上皮癌
3)尿路上皮内癌+腺癌(膀胱原発)
4)乳頭状尿路上皮癌+腺癌(膀胱原発)
5)乳頭状尿路上皮癌