アフターコロナという言葉,もうすっかり定着した感がありますね.国内ではすでに8割以上の人がワクチン接種を終えています.
診療の合間に伝えきれない、子どもの健康に関してお役に立てそうなことを発信していきます。ご興味のある方はお立ち寄りください。
アフターコロナという言葉,もうすっかり定着した感がありますね.国内ではすでに8割以上の人がワクチン接種を終えています.
新型コロナウィルスの日本での現状は“ウィルスを封じ込める事はできなかったが、蔓延しているという程ひどくもない”といったものです。
感染症に関する話題をいくつかご紹介します。
生活習慣病予防は小児期から、乳幼児期から、そして“生まれる前から”
メタボリック・ドミノは小児期に始まる
小児の肥満はその70%から80%が成人の肥満に持ち越されますし、また小児のうちから“動脈硬化”のドミノがすでに倒れかかっている人がいることも分かっています。
今回は生活習慣病についてのお話です。まず、小児生活習慣病への小児科医の取り組みを「肥満の子供さんに“将来も肥満のままだと病気になるのでヤセようね、運動しようね”と説明する」ものだと思ってらっしゃる方が非常に多いので、そうではない事をまず述べます。
今回は、発熱や腹痛、嘔吐・下痢といった、日常よくある症状についてのお話です。これらの症状は、たいてい急に始まるものですが、親御さんにとっては「急に」どころか「なんでこんな時に」というタイミングで起こります。
親にとって、我が子がすこやかに成長していくのは嬉しいものです。ところで、子供が「すこやか」ではあるけれども「よその子に比べて小さい」と感じることがあります。
9月は1年でいちばん喘息発作が多い月です。昔から「季節の変わり目」に発作が多くなる事は知られていて、特に急に気温が低くなった日、台風が近づいている時、などは要注意です。しかし、この10 年ほどの間に9月に喘息発作が多い大きな原因に、「かぜひき」が関係している事がわかりました。
乳幼児の食物アレルギーは10人に1人ともいわれ、子を持つ親、保育や教育にたずさわる人たちの間では身近な病気ですが、最近では小麦のたんぱく質を含んだ石鹸の使用で小麦の食物アレルギーを発症した成人の例が多数報道されるなど、あらためて子どもたちだけの問題ではないことも再認識されるようになりました。
お子様の病気をより理解したい方のため、佐世保中央病院小児科の病気のパンフレットから、病気に関する内容を一部抜粋して掲載いたしました。
経口補水の方法をご紹介します。
病原体:冬に多いロタウィルスやノロウィルス、食中毒の原因になるサルモネラ菌やカンピロバクター、病原性大腸菌のほか、原因が特定できない場合(“おなかの風 邪”)も少なくありません。
“便秘とは?”・・・便の回数が1週間に2回以下で排便困難を伴うもの、と言われますが明確な定義ではありません。4~5日間隔でも規則的で苦もなく便が出ていれば便秘ではないし、
病原体:水痘・帯状疱疹ウィルスによる伝染力の強い熱性疾患です。感染経路:飛沫感染、接触感染のほか、空気感染があると考えられています。
病原体:ムンプスウィルスが原因です。唾液などによる飛沫、接触感染をおこします。潜伏期間:2~3 週間。最も人にうつしやすいのは耳下腺が腫れる1~2日前から腫れた後5日間です。
伝染性紅斑、俗に“リンゴ病”とも呼ばれます。両頬にリンゴのように紅い発疹が出る病気で、冬から春にかけて流行します。
名まえのとおり手のひら、足のうら、口の中に小さな水ぶくれや口内炎ができる病気です。
代表的な夏かぜ。種々の夏かぜウィルス、特に「コクサッキーウィルス」に感染して、熱とノドの痛みが起こる病気です。
「アデノウィルス」に感染して、ノドの痛み、目の充血、発熱が起こる病気です。プールで流行することがあるため「プール熱」とも呼ばれています。
インフルエンザウィルス(A 型、B 型)による感染症です。2009 年に新型インフルエンザH1N1 が発生し、各型(H1N1はA 型のひとつ)の流行状況に変化が現れています。
発熱、咳、痰などを特徴とする、肺の感染症です。病原体:細菌(肺炎球菌、インフルエンザ菌)やウィルス、マイコプラズマなどが主な原因です。
ヒトやその他の動物は、病原菌やウィルスに感染すると体温を高くして、菌やウィルスが増えるのを防ぎます。自分で体温を調節できない魚やハ虫類でさえ、暖かいところに移動して体温を上げます。
かゆみのある湿疹を慢性的にくり返す皮膚の病気で、10%以上の子どもたちが持っていると言われています。この病気の人は皮膚の“バリア機能”が低下しており、治療には適切なスキンケアと外用薬の塗布が重要です。