予防医療に関連する指標

医療の質の指標(クリニカルインディケーター)とは、病院の様々な機能を適切な指標(インディケーター)を用いて表したものです。これを分析し、その改善を促すことにより医療サービスの質の向上を図ります。

職員の健診受診率

職員の健診受診率(2019年度~2023年度)
職員健診は全職員への実施が義務付けられています。職域で実施される健康診断は労働安全衛生法によって定められており、職員の安全と健康を確保するために、対象となる全職員に実施することが義務付けられています。医療従事者は、各自の健康については自己管理を行うことが求められていて、特に直接患者さんと接する機会の多い職種では、定期的に健康診断を受けることが重要です。

2019年度2020年度2021年度2022年度2023年度
職員の
健診受診率
93.4%97.0%99.0%99.0%99.5%

職員のインフルエンザワクチン予防接種率

職員のインフルエンザワクチン予防接種率(2019年度~2023年度)
医療機関の職員のインフルエンザワクチン予防接種率は「患者さんの安全」に関わる問題です。医療機関を受診される方々は免疫力が低下していることが多いため、医療機関職員がインフルエンザにかかれば、その職員から感染してしまう可能性が高いからです。医療機関職員がインフルエンザにかかった場合、約5日間休業することになります。さらに、職員の間でインフルエンザが大流行すれば、医療機関は人員不足になり、患者さんの安全が脅かされることになるのです。

2019年度2020年度2021年度2022年度2023年度
職員の
インフルエンザワクチン
予防接種率
97.8%96.7%98.1%96.9%96.2%