地域医療支援病院

佐世保中央病院は、平成20年2月22日に長崎県より地域医療支援病院の承認を受け、県北地区の地域医療支援病院としてかかりつけ医と役割や機能を分担しながら、連携した医療を行っています。

地域医療支援病院について

地域医療支援病院は『救急医療や第一線の地域医療を担うかかりつけ医・かかりつけ歯科医などを支援する病院』のことで、救急医療やかかりつけ医からの紹介患者さんを中心に診療を行います。具体的には以下のような役割が求められています。

○ 紹介患者さんに対する医療の提供(かかりつけ医等への患者の逆紹介も含む)
○ 医療機器の共同利用の実施
○ 救急医療の提供
○ 地域の医療従事者に対する研修の実施

臨床研修指定病院

医学部を卒業し、医師免許を取得した医師(初期臨床研修医)が卒後2年間、基本的な手技、知識を身につけるため籍を置く、つまり経験を積む、腕を磨く場を提供する病院です。佐世保中央病院は、2000年3月、長崎県の民間病院としては初の臨床研修病院指定を厚生労働省より受けました。2022年度は基幹型研修医が合計9名在籍し、協力病院である長崎大学病院(産婦人科・精神科)・佐世保市総合医療センター(産婦人科)・佐世保共済病院(産婦人科)、協力施設である天神病院(精神科)・麻生胃腸科外科医院(地域医療)・平戸市民病院(地域医療)・小値賀町国民健康保険診療所(地域医療)・音琴クリニック(在宅医療)・加瀬クリニック(在宅医療)の協力を得ながら、初期臨床研修医に対する指導を行っています。

■臨床研修指定病院の各種基準
規模/設備/指導医の配置/救急体制/病歴管理体制など

地域脳卒中センター

脳卒中は高い死亡率と、生涯にわたって重い障害を残す可能性の高い疾病で、発症直後に速やかに専門的な診断・治療ができる医療機関へ搬送する必要があります。当院は、脳卒中に対する専門的な救急医療の提供が可能な医療機関として、2009年3月31日に「地域脳卒中センター」として長崎県より認定を受けました。

■地域脳卒中センターの機能
1. 脳卒中患者の常時受け入れが可能であること 
2. 緊急t-PA治療が可能であること
3. 緊急脳神経外科手術が可能であるか、または
  連携の下で転院によって実施可能であること
4. 専門の検査・診断・治療が可能であること 
5. 専門の医師・医療スタッフが配置されていること 
6. 急性期リハビリテーションを行っていること

がん診療連携推進病院

 佐世保中央病院は、長崎県におけるがん診療の均てん化※の推進を図るために厚生労働省が定める「がん診療連携拠点病院」に準拠し、指定された医療機関です。
※均てん化:地域間の診療レベルの格差をなくし、質の高いがん医療を提供すること  

がん診療連携推進病院の役割

診療機能の充実

がんの診療に必要な医師・医療従事者の配置や診療設備の整備を行い、がんの専門的医療を実施する。
拠点病院としての役割を果たし、地域がん医療水準の向上に努める。

研修機能の充実

拠点病院内や地域の医療機関の医療従事者に対する研修に積極的に取り組む。

情報提供機能の充実

がん医療に必要なデータを収集・管理し、全国的な協議会に提供する。
地域の医療機関や住民に対して情報提供を行う。

院内がん登録

院内がん登録は、がんの診断・治療を受けたすべての患者さんについて、がん情報(診断・治療・経過など)を収集し登録する仕組みです。登録情報は、国および県へ報告され、がん医療水準の向上や、がん予防、がん検診の普及啓発・推進等の立案、評価に役立てられています。

その他、地域の医療機関との連携、がん患者さんや家族への相談窓口の設置など、「がん診療連携拠点病院」と同等の役割が求められています。

院内がん登録実績(2016年~2020年)

院内がん登録件数年次推移(2016年~2020年)

2016年-2020年院内がん登録件数年次推移

臓器別 院内がん登録件数年次推移上位10位

臓器別 院内がん登録件数年次推移(上位10位)

地域別 院内がん登録件数(2020年症例)

地域別 院内がん登録件数の割合(2020年症例)

年齢階層別 院内がん登録件数(2020年症例)

年齢階層別 院内がん登録件数(2020年症例)

(財)日本医療機能評価機構認定施設

当院は、医療機関の第三者評価を行う(財)日本医療機能評価機構より、長崎県で第1号の認定証を平成10年5月に交付されました。

PREMISs(医療情報システム安全管理評価制度)

PREMISsとは
2004年12月に厚生労働省より「医療・介護関係事業者における個人情報の適切な取扱いのためのガイドライン」が公表され、医療・介護分野の個人情報保護に関する指針が示されました。この指針の中で、情報システム等の取扱いに関しては「医療情報システムの安全管理に関するガイドライン」が2005年3月に公表されました。PREMISsとは、このガイドラインへの準拠性を第三者が客観的に評価する制度です。

安全管理への取り組み
 当院は、2007年より電子カルテシステム「HOMES(ホームズ)」を開発・運用しています。安全管理についても当院で対策を行っておりますが、すべて自社開発のため客観的な評価ができませんでした。そのためPREMISsによる審査を通じ、第三者機関による評価を実施することになりました。2012年1月24日、PREMISs主催団体である一般財団法人医療情報システム開発センターの審査の結果、レベル:Aを取得し、全国6番目となるPREMISsの認証を取得いたしました。

ISO 15189

ISO 15189は、
臨床検査室に特化した品質マネジメントシステムの国際規格で、正式にはISO 15189:2012「臨床検査室―品質と能力に関する要求事項」という名称です。
 当院、臨床検査技術部は長崎県で第1号(全国65番目)のISO 15189認定検査室です。
 ISO 15189は組織運営・文書管理・人材育成から実際の検査作業工程の細部にわたり、要求事項が定められており、それらを満たすことによって自ずと質の高い臨床検査室の構築が可能となります。

当院は、1年間の準備期間の後、平成24年3月14日に認定施設となりました。国際規格の認定検査室である当院臨床検査技術部で測定された検査データは、国際的にも通用するものです。