「低侵襲」とは?

医学用語で“体にとって害のある”ことを侵襲と言います。
特に治療に伴う体への害について言われることが多く、手術であれば体にメスを入れること等を指し、この侵襲の度合いが低いものを低侵襲と言います。

「手術支援ロボット」とは?

低侵襲手術(傷口が小さく患者さんの身体への負担が少ない手術)にて使用されるロボットのことを指します。
当院が導入した「ダビンチ(da Vinci)」は、米国インテュイティブサージカル社によって開発された手術支援ロボットです。

「ダビンチ」の特徴

術者は、操縦席で鮮明な 3D 画像を見ながら、遠隔で鉗子やメスを操作します。
従来の腹腔鏡手術では難しい角度の視野確保や、ロボット専用の鉗子が人の手以上の可動域を備えていることから、非常に精緻な手術を行うことができます。

患者さんのメリット

ダビンチを使用した「低侵襲手術」では、以下のようなメリットがあり、患者さんの早期退院・社会復帰が期待できます。

①術後の痛みが少ない
②出血の量が少ない
③術後の回復が早い

当院で実施する手術について

当院では、2024年9月より消化器外科(胃癌・直腸癌・結腸癌)領域において「ロボット手術」を開始しました。
今後、さらに対象疾患・領域を拡大していく予定です。