臨床工学部

医療機器の運用管理を行うスペシャリスト

臨床工学技士とは

医師の指示のもと、呼吸・循環・代謝機能を代替、補助する生命維持管理装置の操作、保守点検を担当しております。
その業務に従事 する技術者のことをCE(Clinical Engineer)と呼びます。平成21年4月より臨床工学部と部門名を変更し、当院には現在16名(男性9名・女性7名)の臨床工学技士が在籍しており、医療機器の購入・運用・廃棄まで一貫して管理を行っています。

患者さんはもちろん、現場のスタッフも安心できる医療機器・臨床技術の提供、現場スタッフへの教育が私たちの仕事です。

臨床工学部の業務

人工透析センター

駆動時点検

血液浄化業務

透析室の機器管理や保守点検、人工透析に関する臨床業務を主な業務に、緩徐式血液濾過透析(CHDF)、エンドトキシン吸着などの急性期症例にも対応しております。

手術室業務

麻酔器使用前点検

人工心肺装置

人工心肺装置の操作

心臓血管外科手術における人工心肺装置の操作および保守点検を中心に、手術室における全ての医療機器の管理・保守点検を行っております。

ME機器管理業務

医療機器管理システム

輸液ポンプ

医療機器管理システムを用いて医療機器の管理、メンテナンス履歴の管理を行っています。人工呼吸器・輸液ポンプ・ポータブル超音波エコー装置などの医療機器は臨床工学部から各部署へ貸出し、使用後には清掃・点検・整備・保管を行っております。

内視鏡室業務

内視鏡検査に用いる機器の管理・保守点検などを中心に行っています。
ESD(内視鏡的粘膜下層剥離術)やERCP(内視鏡的逆行性膵胆管造影法)の介助業務も行っております。

不整脈治療業務

ペースメーカーチェック
アブレーション治療

ペースメーカー植え込み手術時の立ち合い、ペースメーカーチェックを行っています。
カテーテルアブレーションに使用する機器の準備、操作を行っています。

医療ガス設備管理業務

酸素・圧縮空気・窒素・二酸化炭素・吸引などの医療ガス設備は、様々な治療に使用される病院にとって必要不可欠な設備です。臨床工学部では施設課と連携を取りながら、日常点検を行っております。