認知症疾患医療センター

2009年12月より「認知症疾患医療センター(認知症センター)」が設置されました

診療内容

当法人では在宅介護・通所から入所・入院まで、重症度に応じた患者さんを各施設・病院で受け入れることができます。
認知症の疑いがある方はもとより、もの忘れの段階でも、一度当センターに相談いただけると適切なアドバイスや診察をいたします。
ご相談や受診を希望される方は、お電話にてお気軽にご連絡ください。

認知症疾患医療センター設置の背景

認知症の患者さんは増える一方で、最新の統計データをもとに計算すると、佐世保市内では約17,000人の患者さんがいると推定されています。

認知症になっても医療機関に受診するケースが少ない
■認知症を地域で支援する体制が整備できていない
認知症という疾患に対する理解の欠如
■早期発見が技術的に困難
認知症の専門医療機関が少ない
■認知症予防・改善に関する適切な両方・介護が確立されていないなど
(厚労省『認知症の医療と生活の質を高める緊急プロジェクトより』)

また、簡単な認知症スクリーニング検査を受けても、認知症ではないと診断され、発見が遅れたケースも少なくありません。これらの事情を背景に、厚労省は2008年から全国に認知症センターを設置しました。長崎県内では当法人を含め、9カ所医療機関が指定されています

認知症疾患医療センターの役割

当センターの役割は、患者さん・ご家族のご相談や、医療機関・介護施設等からの紹介があった患者さんに対して確定診断を行い、必要に応じて初期治療を行った後に、再び元の医療機関や介護施設で今後の治療・介護を行なっていただくよう支援することです。

包括支援センター等から認知症センターへの場合

患者/家族・医療機関から認知症センターに相談の場合

認知症の診断と治療

※現在、糖尿病センターに設置されています

初期診断は、詳細な問診・記憶機能のスクリーニング・頭部MRI、脳血流SPECT、MIBG心筋シンチグラム、脳Dat-scanを行います。認知症疾患には、アルツハイマー型認知症をはじめとして、4つの重要な認知症があります。最近はレビー小体型認知症がよく知られるようになりました。ほかにも認知症を合併する病気が数多くあります。

外来診療体制

認知症疾患医療センター|専門外来

診療
午前新患井手 芳彦井手 芳彦井手 芳彦井手 芳彦井手 芳彦
午前再診井手 芳彦井手 芳彦井手 芳彦井手 芳彦 
午後新患井手 芳彦 井手 芳彦  
午後再診井手 芳彦 井手 芳彦  

診療担当医

認知症疾患
医療センター
井手 芳彦
IDE YOSHIHIKO
認知症疾患
医療センター
センター長長崎大学 昭和46年卒
医学博士
日本神経学会認定専門医
日本内科学会認定内科医
認知症サポート医
日本褥瘡学会褥瘡認定医師
福田 隆浩
FUKUDA TAKAHIRO
認知症疾患
医療センター
副センター長東京慈恵会医科大学 昭和60年卒
医学博士
日本内科学会認定医・総合内科専門医
日本神経学会専門医・指導医
日本神経病理学会認定医・指導医
日本認知症学会専門医・指導医
認知症サポート医
死体解剖資格

認知症疾患の種類

4大認知症

  • アルツハイマー型認知症
  • レビー小体型認知症
  • 血管性認知症
  • 前頭側頭葉変性症

その他の認知症

  • その他の中枢神経変性疾患、脳炎、プリオン病
  • 慢性硬膜下血腫、正常圧水頭症
  • ビタミン欠乏症、甲状腺機能低下症、ほか
認知症治療薬は、これまでアリセプト(一般名ドネペジル)だけでしたが、2011年春から相次いで3種類の新薬が発売されました。レミニール(一般名ガランタミン)、リバスタッチとイクセロンパッチ(一般名リバスチグミン・パッチ剤)および、メマリー(一般名メマンチン)です。これらの薬剤を服用すると、病気の進行にブレーキをかけることができます。
上記の薬物療法のほかに、在宅あるいは介護施設での介護サービスを利用する非薬物療法があります。学習療法、音楽療法、絵画療法、各種のレクレーションなどが含まれます。
認知症の症状には、記憶低下や判断力低下などの、いわば認知症の中核的な症状と、易怒性・意欲低下などの行動心理症状(BPSD)とがあります。いずれの症状に対しても薬物療法と非薬物療法の両者を組み合わせて治療することが求められます。