通所介護(デイサービス)とは

要介護状態となった場合でも、自宅でいつもどおり日常生活をおくれるようトレーニング(機能訓練)します。
また、身体的・精神的負担を軽減させ孤独を感じないようにするサービスも行っています。

通所介護のサービス

要介護状態にある高齢者がデイサービスセンターへ通い、
入浴、排せつ、食事などの介護、機能訓練を日帰りで行います。
利用者が楽しく通えるように、書道やリズム体操などさまざまなレクリエーション・プログラムが用意されています。
人との対話により、孤立を防ぐことにつながります。

また介護する家族の方にとっても、デイサービスを利用している間は介護から解放されますので、気分転換ができるでしょう。

デイサービスは老人ホームなどと同じく施設を利用する介護サービスですが、老人ホームとは異なり自宅から日帰りで通うことになります。そのため、介護者が自由に使える時間を確保することができます。介護疲れやストレスが大きな問題となっている今、こうした介護から一時的に離れることができるサービスは、介護する側、される側ともにメリットとなるサービスです。

通所介護の利点

高齢になると、自宅へ引きこもることが多くなります。
刺激の少ない生活を送ることは、認知症を引き起こす要因にもなります。また筋力も弱まることから、寝たきりとなる可能性も高くなります。こうしたことを予防するためには、少しでも外へ出かけて人とふれあい、少しずつ体を動かすことが必要です。

デイサービスの中でも、機能訓練指導員によるパワーリハビリテーションを行う施設があります。

さらに、
日中に要介護者が外出することになると、家族などの介護者の介護負担の軽減にもつながります。介護者が自分の時間を過ごし、リフレッシュする時間をもつことは、介護を長続きさせるためにもとても重要なことです。

通所介護施設の職員体制

施設には、次のような職員が在籍することとなっています。

◎ 管理者:
常勤
◎ 生活相談員(社会福祉士等)
◎ 看護職員(看護師・准看護師):
提供時間帯を通じて専従する必要はなく、訪問看護ステーション等との連携も可能
◎ 介護職員:
利用者数が15人を超える場合は、利用者数に応じて配置
◎ 機能訓練指導員:
理学療法士・作業療法士・言語聴覚士、看護職員、柔道整復師、あんまマッサージ指圧師など

さて、良いデイサービスの選び方とは何でしょうか。それは、利用者にあったデイサービスを選ぶことです。
デイサービスの利用時間、食事、入浴、レクリエーション、機能訓練の内容、送迎など主なポイントになります。各施設を比較して、施設見学や体験利用をしてみてはいかがでしょうか。