地域医療連携センター
佐世保中央病院では、開放型病院として地域医療機関との連携を深め、患者さんにより一層の地域医療の充実を図るため活動しております。
業務
- 紹介患者さんの外来受診・入院・検査等の申し込み受付窓口
- 紹介医からのご意見・ご要望受付窓口
- 経過報告会(主治医と紹介医が患者さんに関して意見交換を行う場)の開催等に関するご案内窓口
- 地域医療連携センターホームドクター紹介(逆紹介)相談窓口
- 退院支援・入退院調整業務
- ベッド管理業務
- がん相談支援センター窓口
人員構成
地域医療連携センターは以下の人員が配置され日々の業務にあたっています。
医師 | 2名 |
看護師 | 3名 |
医療ソーシャルワーカー | 8名 (医療福祉相談業務) |
事務職員 | 6名 |
予約申込・診療情報提供書
医療福祉相談室
医療福祉相談室では、退院後の転院先の不安、社会福祉・保障制度のご相談、医療費のご相談、心理的な悩みのご相談等の様々な悩みのご相談を8名体制で担当医療ソーシャルワーカーが受付けております。ぜひご利用ください。
地域医療連携センターだより
メディカル・ネット99のご紹介
佐世保中央病院の電子カルテに保管している患者情報を、かかりつけ医と共有することにより地域における医療の質を向上させることを最大の目的としています。
地域連携クリニカルパスのご紹介
地域連携クリニカルパスとは、退院後にかかる医療機関等と連携し、患者さんの情報を共有しながらサポートしていくためのツールです。
循環器(PCI/AMI)地域連携パス
2006年5月より狭心症・心筋梗塞の治療後にPCI連携パスの運用を開始しました。患者さん・家族からは「連携医が専門外の先生でも連携パスに沿って検査などをしてくれるので安心。日常生活の注意点も良く説明してくれる」と高評価を受けています。
脳卒中地域連携パス
2008年8月より地域連携パスとして脳卒中連携パスの運用を開始しました。脳卒中の急性期は佐世保中央病院で治療し、回復期と維持期の治療やリハビリは、協力医療機関で行います。
診療計画書は症状や重症度別(脳出血軽症・重症、脳梗塞軽症・重症)に分かれており、症状悪化や再発防止、血圧の良好なコントロール状態の維持、内服薬管理など、患者さんの状態に応じたリハビリなどを目標に行なっています。※脳卒中連携パスは、佐世保市総合医療センターと共通のパスを使用しております。
関節リウマチ地域連携パス(ララサークル)
2011年5月より、関節リウマチ地域連携パスの運用を開始しました。
関節リウマチ患者の診療を各医療機関で効率的に行うため、連携パスを地域の先生方と共同で作成しました。関節リウマチ治療は、基礎療法、薬物療法により、関節の痛み腫れを抑えながら、骨破壊に至る事なく身体機能を維持する事を治療目的としています。
糖尿病地域連携パス(Sasebo Blue Circles)
2009年7月より地域連携パスとして糖尿病連携パスの運用を開始しました。
糖尿病の患者診療を各医療機関で効率的に行うために、糖尿病地域連携パスを佐世保市総合医療センターと共同で作成しました。
糖尿病の治療は、食事療法・運動療法・薬物療法により、血糖値・体重・血圧・血清脂質の良好なコントロール状態を維持し、動脈硬化や失明・壊疽・透析などの合併症の発症・進展を阻止し、健康な方と変わらない日常生活の維持を目標に行っています。
がん地域連携パス
2012年3月より県下統一のがん連係パスの運用を開始しました。
内容は乳がん、大腸がん、胃がん、肺がん、肝がん、前立腺がんです。連携パスは治療計画が統一されており、患者さんが安心して治療を受けられるという利点があります。
患者さんの日常生活の中で再発という不安を軽減して、日常生活の維持を目標に頑張っていきます。
大腿骨骨折地域連携パス
2015年8月より地域連携パスとして運用を開始しました。急性期を当院で治療し、その後の転院先の病院では受傷前に近づくよう歩行能力の獲得・向上を目標にリハビリを行います。