
メッセージ
2025年4月1日より社会医療法人財団白十字会の第4代理事長に就任致しました。1929年の富永内科医院開設から今日まで、信頼され地域に貢献できる医療法人を目指してこられた富永家3代の理事長の熱い思いと、その理想に共感し尽力してくれた多くの職員の理念を継承し、さらなる成長を目指すと共に、医療介護の原点である笑顔と優しさで接する白十字会であり続けます。

理事長挨拶
1929年の開院以来、白十字会グループ(関連法人である社会福祉法人佐世保白寿会ならびに有限会社トーコーを併せて)は、その時々にその地域で求められる医療・介護の展開を目指し、積極的な救急受け入れと最先端の専門医療を目指す急性期病院(佐世保中央病院、白十字病院)、急性期治療後の機能回復を目的としたリハビリテーションを提供する回復期病院(燿光リハビリテーション病院、白十字リハビリテーション病院)、高齢者の在宅復帰を目的として認知症患者さんにもユマニチュード等の技法を用いて優しい介護の提供を目指す、介護老人保健施設(長寿苑、リハビリサポートひうみ、サン、 さざ・煌めきの里、)、常時介護を必要とする方の長期的な生活の場としての介護老人福祉施設(白寿荘)。今後さらに求められる在宅医療・介護に対応すべく、訪問看護ステーションや通所介護施設などの充実にも取り組んでまいりました。また施設の拡張のみならず、電子カルテ導入・ドクター秘書制度・説明支援ナース・法人内認定看護師・学習療法・ユマニチュード・コグニサイズなど、常に最新の制度や技法を考案・導入し、医療・介護の質の向上を目指してまいりました。これらは患者さん、利用者さんへのサポートは勿論のこと、医師をはじめとする職員へのサポートにもつながっていると思われ、近年はDX導入に積極的に取り組み、常に最先端の医療法人であり続けたいと考えています。

白十字会グループ
急性期病院である佐世保中央病院は、厚生労働省臨床研修指定病院であり、2008年には地域医療支援病院に指定され、病診連携を重視した地域完結型医療を目指して、連携の診療所の先生方の期待を裏切らないよう、人材の育成や学会活動、最新の医療機器の導入を重視してまいりました。
ケアミックス型病院でありました白十字病院は2021年4月、2つに分院化し、急性期ニーズに対応する新白十字病院と、急性期後の回復と在宅高齢者を支える白十字リハビリテーション病院として運営しております。福岡市西部地域の拠点病院として、急性期から回復期・慢性期へ継続的かつ良質な医療の提供に役立ちたいと願っています。
燿光リハビリテーション病院は、長崎県北唯一の回復期リハビリテーション病棟4病棟と特徴ある療養病棟を併せ持つ病院として、集中的にリハビリテーションを提供しています。いずれの病院も公益財団法人日本医療機能評価機構の認定を受けています。
介護関連5施設は、長崎県内では歴史・規模ともに最先端を行く施設群として在宅復帰を主目的として、身体と脳のリハビリと良質な介護を提供すべく運営を続けて参りました。
近年、医療・介護制度改革の動きは急で、永続的な社会保障制度の維持のために施設から在宅へ向けた地域包括ケア体制の整備が求められています。白十字会は、急性期から回復期そして慢性期・在宅に至るまで、切れ目ない優しい医療・介護事業を提供し、今後も地域にとってなくてはならない施設づくりに励んで参りたいと思います。

碇 秀樹
- 入職からの略歴 - |
1991年 4月 | 佐世保中央病院 入職 |
2009年 6月 | 佐世保中央病院 副院長 就任 |
2014年 4月 | 佐世保中央病院 病院長 就任 |
白十字会 理事 就任 | |
2023年 4月 | 佐世保中央病院 病院長 退任 |
白十字会 副理事長 就任 | |
2025年 4月 | 白十字会 理事長 就任 |