社会医療法人財団 白十字会
理事長 富永雅也

社会医療法人財団白十字会は、1929年に佐世保市宮崎町に開業した富永内科医院からその歴史を始めました。戦火拡大・開戦・院長応召・空襲病院焼失・病院再建と永く続く苦難の道を乗り越え、先代理事長富永雄幸の獅子奮迅の活躍で現在の規模まで成長できました。

関連法人である社会福祉法人佐世保白寿会を併せて、4病院・3介護老人保健施設・1介護老人福祉施設の計1,622床と、2ヶ所の訪問看護ステーション・14ヶ所の通所介護施設・3ヶ所の小規模多機能ホーム・2ヶ所の介護付有料老人ホーム・4ヶ所の住宅型有料老人ホーム及び5か所の訪問系介護事業は、医療・介護の消費者である佐世保市民・福岡市民に信頼され選択される施設でなければその存在の意味を持ちません。先々代が私財をなげうち財団化した理由は、まさに法人を私物ではなくひとつの社会資本として育てたいとの想いからです。

急性期病院である佐世保中央病院は、厚生労働省臨床研修指定病院であり、2008年には地域医療支援病院に指定され、病診連携を重視した地域完結型医療を目指して、連携の診療所の先生方の期待を裏切らないよう、人材の育成や学会活動、最新の医療機器の導入を重視して参りました。

ケアミックス型病院でありました白十字病院は4月、2つに分院化し、急性期ニーズに対応する新白十字病院と急性期後の回復と在宅高齢者を支える白十字リハビリテーション病院として運営していくこととしました。福岡市西部地域の拠点病院として、急性期から回復期・慢性期へ継続的かつ良質な医療の提供に役立ちたいと願っています。

燿光リハビリテーション病院は、長崎県北唯一の回復期リハビリテーション病棟4病棟と特徴ある療養病棟を併せ持つ病院として、集中的にリハビリテーションを提供しています。いずれの病院も公益財団法人日本医療機能評価機構の認定を受けています。

介護関連4施設は、長崎県内では歴史・規模ともに最先端を行く施設群として在宅復帰を主目的として、身体と脳のリハビリと良質な介護を提供すべく運営を続けて参りました。

近年、医療制度改革の動きは急で、永続的な社会保障制度の実現のために施設から在宅へ向けた地域包括ケア体制の整備が求められています。佐世保中央病院と白十字病院は独自の電子カルテシステムを活かした地域ネットワークを連携の診療所と結ばせていただき、より円滑な情報提供に支えられて、入院医療に特化して参りたいと思います。急性期から慢性期・介護に至るまで、切れ目ない事業を提供し、地域にとってなくてはならない施設づくりに励んで参りたいと思います。