学習療法® とは?
認知症の予防・進行抑止改善のための非薬物療法です
学習療法は、読み書き・計算、コミュニケーションにより、脳の活性化を促し、認知症の予防・改善をはかるオリジナル・プログラムです。学習療法は「学習」という名前がついていますが、子どもたちの「学力をつけるための勉強」とは全く考え方が異なります。頭の健康を維持するためのいわば音読と簡単な計算による「頭の体操」です。
【数字盤】
音読や簡単な計算が、前頭前野を活性化させ、脳機能を向上させます
音読や簡単な計算をすることによって、前頭前野を活性化させ、脳機能を向上させます!
簡単な計算をしているとき、音読しているとき、コミュニケーションしているとき、そして、ほめられているときに脳の血流が増し、脳機能が活性化します
※ KUMON 学習療法センター パンフレット引用
学習療法の実践風景
実践風景をご覧いただけます
(※職員間での実践イメージ映像です)
学習療法を実践するための資格
学習療法を導入している施設・事業所において学習療法を実施する場合、学習療法の理論を学び、実施方法を習得し、施設内で正しく実践できる資格取得者がいる事が必須となります。
学習療法マスター
学習療法実践士であり、学習療法チームのリーダーであり、実践士の養成ができる資格
白十字会グループでは 48名 の職員が資格を取得(2021.6月時点)
学習療法実践士
学習療法を実施するために取得していなければならない資格
白十字会グループでは 214名 の職員が資格を取得(2021.6月時点)
学習療法マスターは、研修等を受講する事により、単位を取得し資格の更新を行います。
白十字会グループ開催の学習療法意見交換会は、単位取得ができる研修会として公文教育研究会 学習療法センターより認定を受けています(他法人様にもオープンにされ、グループワークを行う場合)
学習療法意見交換会の開催
白十字会グループでは、年2回(5月・11月)、学習療法を実施している施設・事業所を対象に「学習療法意見交換会」を開催しています。九州地区で学習療法を実施している法人外の施設・事業所の方や、学習療法センターの皆様にもご参加いただき、事例報告や福祉用具の紹介等の情報や意見の交換等を行っています。
意見交換会
オンラインで開催する事で、全国の施設と繋がり、充実した意見交換が行われています
学習療法実践モデル施設
サンの溝上看介護部長
職員自身の意欲向上に
平成17年にサンで学習療法をスタートしました。現在では白十字会グループ内の佐世保・福岡地区で2病院・3施設・16事業所が導入しています。
白十字会では、学習療法にもユマニチュード技法を取り入れ、より効果的な認知症ケアを目指しています。また年に2回、白十字会意見交換会を開催し改善した事例等を共有する事で、ご利用者への良いケアに繋げる事はもちろん、学習療法に関わる職員自身の意欲向上にもなっています。今回コロナ禍の中、オンラインで開催する事により法人外の多くの方と繋がることができました。今後も続けていけたらと考えています。
学習療法による学習者・ご家族への効果
※ KUMON 学習療法センター パンフレット引用