認定看護師とは

日本看護協会の教育機関で、特定の看護分野の教育課程(6ヵ月・600時間以上)を修了後、審査に合格し、熟練した看護技術と知識を認められた者をいいます。その専門分野で学んだ知識を活かして、看護師、患者・家族、院内の職員、地域の方々、地域の医療従事者に対する指導・相談活動を行います。

緩和ケア 認定看護師

福田 富滋余
Fukuda

山口 美穂子
Yamaguchi

緩和医療とは

「緩和医療とは、生命(人生)を脅かす疾患による問題に直面している患者およびその家族の、QOL(人生の質、生活の質)を改善するアプローチである。苦しみを予防したり和らげたりすることでなされるものであり、そのために痛みその他の身体的問題、心理社会的問題、スピリチュアルな問題を早期に発見し、的確なアセスメントと治療を行うという方法がとられる。」
を基本理念とするチームケアを提供しています。

パラレル・ケア

最近は、治療と緩和ケアが平行して行われる「パラレル・ケア」と呼ばれ、「いつでもどこでも緩和ケア」が必要で、がんと限らず、また、療養場所や時期を問わずいつでも緩和ケアを受け治療を続ける、双方向性の治療が行われています。

佐世保中央病院
10

認定看護師

感染管理 認定看護師

奥田 聖子

病院は「病原菌を持った人」と「病気になって免疫が落ちている人」が集中する特殊な環境のため、何も対策がとられなければ感染は起こって当然という環境にあります。 感染管理認定看護師はこういった危険性を予測し、『病院に関わる全ての人を病院感染から守る』ことをモットーに、感染の発生状況の調査を行い、最新の感染防止技術の導入と徹底、感染防止教育などを行っています。

がん化学療法看護 認定看護師

原田 里香

がん化学療法看護認定看護師の役割としては、患者さん・ご家族が安全に、安心して化学療法を受けられるよう支援することです。 私たちは3階西外科病棟を基盤とし、病院全体のがん化学療法看護の質向上のために、医師・薬剤師・看護師・栄養士・医療事務課と協力してチームで支援していきます。防止教育などを行っています。

脳卒中リハビリテーション看護 認定看護師

山口 淳也

現在、脳卒中は死因の第3位ですが日本人寝たきり疾患患者の第1位を占め、また人口の高齢化とともにさらに患者数の増加が予想されます。
脳卒中リハビリテーション看護認定看護師は、発症直後・超急性期から脳卒中患者さんの病態予測を行い、重篤化を回避するためのモニタリングやケアを行い廃用症候群予防・家族を含めた退院支援・再発予防に努めていきます。

救急看護 認定看護師

谷口 拓司

救急看護の対象は、年齢・性別・疾患・重症度などを問わず突発的に発症した患者さんや御家族を含め、様々なライフステージの人々が救急看護の対象となります。そのような中で、危機的状況にある患者さんの救命処置や御家族の精神的ケアなどの幅広い看護実践が求められます。
救急看護認定看護師の役割としては、救急医療における実践者です。
熟練した看護技術と専門的知識を用いて臨床現場において、実践・指導を行いながら院内の救命技術研修等の活動を行い、救急看護・医療の質の向上に努めていきます。

慢性心不全看護 認定看護師

舩崎 このみ

「集中ケア認定看護師とは、重篤な状況や、侵襲度の高い手術を受け、集中的な治療と看護を要す

心筋梗塞、高血圧、弁膜症など様々な心臓の病気の最終形態として心不全という病態があります。
心不全の患者様は日本でも年々増加しており、2030年には130万人になるとも言われています。
心不全は緩解と増悪を繰り返す疾患であり、上手く付き合っていかなくてはなりません。心不全は生活習慣を改善することにより、症状の増悪を予防したり回避することができます。慢性心不全看護認定看護師は心臓の疾患をもった患者様の心臓機能を評価し心不全の増悪因子のアセスメントをおこない、患者様とともに症状悪化を予防できるよう改善策を提案し、かかわらせていただきたいと考えております。
心不全は治療をしたら完治する病気ではありません。医師・看護師・リハビリスタッフ・ソーシャルワーカーなど多職種と連携し、患者様、ご家族にとっての最善を実現できるよう取り組んでいきたいと思います。

摂食嚥下障害看護 認定看護師

原口 佳寿美

高齢化に伴い摂食嚥下障害患者は確実に増加しています。日常生活援助のなかでのわずかな援助が、誤嚥のリスクを軽減できることが多くあります。病棟で摂食嚥下障害の患者さん、低栄養の患者さんの食事内容を調整、STと協力してリハビリを進め、意味のある口腔ケアを行い、誤嚥性肺炎の予防に努めていきたいと思います

看護師に期待されることは、摂食嚥下障害看護に関する知識や確かな技術を習得し、実践することです。その為に、摂食嚥下障害看護認定看護師として、教育・指導を行い、皆が摂食嚥下障害を持つ患者への技術が提供できるように取り組んでいきたいと思います。

皮膚・排泄ケア 認定看護師

鴨川 千香子

WOCNとも呼ばれ、創傷Wound・ストーマOstomy・排泄Continence Nursingの分野において、専門的な知識と技術をもって予防・ケアを行う看護師です。患者様の褥瘡・創傷予防、治療や、ストーマなど障害を持ってしまった方が社会に復帰できるようサポートしています。
2023年5月に長崎大学病院での看護師特定行為研修「創傷管理関連」「創部ドレーン管理関連」を終了し、院内での活動範囲を広げております。
今後も地域医療機関や訪問看護ステーションと情報交換を行い、患者様が住み慣れた地域で安心して生活できることを目指し、活動していきたいと思います。